さて、いよいよるーすぼーい先生の最新作、『僕のひとり戦争』の発売が迫ってきたわけであるが、その前に語っておかねばならないことがある。

それが、『ア・ルース・ボーイ』という小説だ。
タイトルから一発でわかる通り、るーすぼーい先生のペンネームはここから取られているらしい。

まぁ、当ブログを愛読してくださっている意識の高いオタクの皆様ならすでに読んでいる可能性が高いが、念の為に語っておく。

まず、この小説の裏表紙には以下の様なあらすじが記載されている。

県下有数の進学校を中退した少年と出産して女子校を退学した少女と生後間もない赤ん坊。三人の暮らしは危うく脆弱なものにみえたが、それは決してママゴトなどではなく、生きることを必死に全うしようとする崇高な人間の営みであった。

私はこの文章をとても素晴らしいと思うが、るーすぼーい先生もとても気に入っているようで、代表作『車輪の国、向日葵の少女』ではこの文章のパロディが用いられている

それで本編についてであるが、ものすごく簡単に言ってしまえば純文学版『CLANNAD』である
そうとしか言い様がない。
もちろん、発表された順番的に『CLANNAD』の方が美少女ゲーム版『ア・ルース・ボーイ』というべきなのだが、こちとらアニメやゲームのオタクなのでそういうことにしておく。

ちなみに、作者が電気工事の仕事の経験があるらしく、そのあたりのシーンの描写は無駄に詳細でリアルである。

さぁ、まだ読んでいない君も、この小説を読んで「一流」のるーすぼーい信者になろう!



ぼくの一人戦争 初回限定版
あかべぇそふとつぅ
2015-02-27