謎のノート

よく来たな勇者よ!
ここはゲームやデジタルガジェットに関するワシの主観溢れるレビューが読めるぞ!
フハハハハハハ!!

2015年06月

【アニメ】原作よりも正しいアニメ『グリザイアの楽園』

いつ書こうか、タイミングを伺っていたが、楽園が終わったので書くことにする。

アニメ化はその原作の出世の証のひとつである。
基本的にアニメ化のメリットはアニメ化……つまりは動いたり音がついたりすることである。
そこにはリスクも有る。
作画クオリティからシナリオ改変、表現の自主規制、ダメな声優などが考えられる。
特にひどい場合は「原作レイプ」なる極めて不名誉な称号が与えられることもある。

基本的にアニメ化は「そのまま」「アニメにする」することが求められる傾向にある。
ところが、シナリオ分岐型ギャルゲーには特有にして根本的な問題が発生する。
つまりは「どのシナリオを選ぶのか?」ということだ。
だいたい3つの解決方法がある。
  • 一人選ぶ
  • 全部やる
  • 合成する

「一人選ぶ」というのは最もメジャーな解決方法だ。
基本的にはメインヒロインが選ばれるが、メインヒロインが曖昧だったり、メインじゃないヒロインが選ばれることもある。

「全部やる」というのはやや新しい手法で、『ヨスガノソラ』や『アマガミ』などが挙げられる。
はじめに共通ルートをやったあと、最初のヒロインをやり、その後分岐直後に巻き戻り次のヒロインへ……ということである。

「合成する」というのは巻き戻らず各ヒロインエピソードを順番に消化していく手法で、問題としてはシナリオ改変度が最も高くなるということだ。

ところが『グリザイアの果実』に関してはこの「合成」が圧倒的に正しくなる。

グリザイアシリーズ原作は『グリザイアの果実』、『グリザイアの迷宮』、『グリザイアの楽園』の3部作である。
ここで重要なのは『グリザイアの果実』のどのルートも続編には直接的には通じてはいないということだ。
(厳密には各ルートのアフターシナリオが存在するが話を簡単にするために無視する。)

『グリザイアの迷宮』、『グリザイアの楽園』は『グリザイアの果実』の5ルート全てを合成したシナリオを前提としているのである。
つまり、『グリザイアの果実』はアニメの方が正しいということになる。

厳密には重要ながらもカットされた要素があるのでやはり正しくないが、大筋のシナリオに関してはアニメの方が正しいという奇妙なことになっている。

ただし、ここで「そもそも続編自体が間違い」という発想をすればその限りではない。


【アニメ】『ラブライブ!The School Idol Movie』に見るコンテンツのデストルドー【ネタバレ少しあり】

とりあえず、時流に乗って『ラブライブ!The School Idol Movie』を見てきた。

全体的に感じたことは『ラブライブ!』、もしくはコンテンツ自身のデストルドー(死への欲動)だ。
つまりは、然るべきタイミングで綺麗に終わりたいという自意識である。

人気コンテンツというのはもはや利害が大きすぎてむやみに止まれなくなってしまっている原発のようなものだろう。
『ドラゴンボール』がその代表例である。

そんな中、「終わることへの決意」をはっきりと見せたのが本作だ。
また、本作はそれと同時に「継承されることへの欲望」も見せているのも特徴である。
つまりは、「『ラブライブ!』は終わってもG'sマガジン読者参加企画は不滅だぜ!」ということである。
実際は『ラブライブ! サンシャイン!!』なるものがはじまるらしいが……。
『ドラゴンボール』もZ(これで最後の意味)で終われなかったからやはり人気コンテンツは業が深い。

全く関係がないが、本作はFate感がある。
最初の水たまりを飛び越えようとするシーンは高飛びっぽいし、「女性シンガー」はおそらくシンガーのサーヴァント・コウサカなんだろう。

劇場版『ラブライブ!The School Idol Movie』挿入歌 「Angelic Angel/Hello,星を数えて」
星空凛(飯田里穂)・西木野真姫(Pile)・小泉花陽(久保ユリカ) μ’s
ランティス
2015-07-01

【ゲーム】エターナル学園に大型新入生の予感!

今回のE3の発表はすごかったですね。

特にインパクトが強かったのはトリコ先輩のエターナル学園の卒業の目処がたったことと、FF7のリメイクでしょう。

ちなみに「エターナル学園」とは私の造語で、ゲームの開発期間が極端に長引いている状態を指します。

もともと、RPGツクールのユーザー間で生まれた「エターナる」という言葉があります。
意味は簡単に言うと「ずっと未完成」ということです。
この言葉自体は開発放棄の意味合いが強いです。

それとは別になかなか発売されない作品を「先輩」と呼ぶことがあります。
基本的に「GTR5先輩」のことでしたが。

私はこの2つの言葉を合わせて「エターナル学園」という概念を考えました。
ある作品の開発がはじまると「ゲーム開発学園入学」と捉えます。
しかし、開発が4年(この数字は仮)を超えてまだ開発が終わらない(卒業できない)作品が入学するのが「エターナル学園」なのです。
これまでの著名な入学者はGTR5やトリコ先輩、FF15先輩が挙げられます。
GTR5先輩はとっくにご卒業されましたし、トリコ先輩やFF15先輩もそろそろ卒業の目処がたってきました。

しかし、ここでFF7リメイクの登場です。
まず、この記事を読んでください。

とりあえず、とてつもないエターナル感がしますよね?

あと『シェンムー3』もエターナル学園入学の予感がします。

FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN COMPLETE 【通常版】 [Blu-ray]
櫻井孝宏
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2009-04-16



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